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羽佐間一歩 (はざま いっぽ・19)

 夢問町がゾンに覆われた後に生まれた世代。飛来した謎のVHS テープを、ゾンからのメッセージだと主張する。バイト先で貰ったビデオカメラで町の人々を撮りながら、メッセージの謎を解読しようと意気込む。

安藤麗実 (あんどう れみ・19)

 一歩の幼馴染。好奇心旺盛だけど怖がり。何事にも飽きっぽくアルバイトも続かない。早くに両親を亡くし、今は祖母から受け継いだ家に住んでいる。ゾンに魅かれる一歩を心配している。

二宮賢治 (にのみや けんじ・32)

 かつて貫太郎とバンドを組んでいたが決別。することのない町の人々相手に言葉巧みに自己啓発セミナーを主催。「BAR 湯」の常連で、好きなワインは「ゾン・ボヤージュ」。

永礼貫太郎 (ながれ かんたろう・32)

 町はずれの廃墟に暮らし、町の人々からは世捨て人と思われている。 子供の頃に二宮たちと作った秘密基地で、ゾンの向こうに消えてしまったバンドのメンバーの帰りを待っている。「境界線上で自分の音を探す」自称ミュージシャン。

狩野晶 (かりの あきら・29)

 みんなのたまり場「BAR 湯」で働いている。もう行けなくなった海の思い出を大事にしている。ゾンの話をしたがらない彼女には、自分だけの秘密の場所がある。

常本道子 (つねもと みちこ・40)

 「BAR 湯」のオーナー兼ママ。人の話を聞くのが好きで、町のみんなの集いの場として晶と二人で店を切り盛りしている。ゾンが発生する前からこの町を出たことがない。歌を詠むのが好き。

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